4ローター RX-7チューニングカーでレースにチャレンジ

ミスタールマンこと寺田陽次郎さん率いる「TEAM TERRAMOS」に所属し、マツダドライビングアカデミーでインストラクターをしている鎌倉裕貴さんが今、実にチャレンジングな活動を始めています。
なんとスクートスポーツで作製した4ローターエンジンをFD RX-7に搭載し、ナンバー無し車両として1からレーシングカーを仕上げ、レースに出場しようとしているのです。

画像: 4ローターRX-7と鎌倉裕貴さん。このマシンで「アイドラーズもてぎ耐久レース」に出場します。

4ローターRX-7と鎌倉裕貴さん。このマシンで「アイドラーズもてぎ耐久レース」に出場します。

気になるマシンスペックは

マシンはFD RX-7に13B改4ローター自然吸気エンジンをペリ加工の上、ドライサンプ化して搭載。550psの最高出力と50kg-mの最大トルクを発生し、そのパワーはクワイフのシーケンシャルミッションを経てクラックスの車高調とレート20kgのばね、そしてアドバンのSタイヤで路面に伝えられます。
そしてその実力は現時点で筑波を58秒台で駆け抜けるほど。

細かいパーツに目を向けると、ゼスティのフロントバンパーに取り付けられた巨大なスポイラーとカナードが目立ちます。
フロントフェンダーは藤田エンジニアリング製。高い位置にマウントされたリアウィングはボルテックス製をチョイス。
タイヤはヨコハマのアドバンA050のSタイヤで、サイズは9.5Jのホイールに265/35R18を前後に履いています。
ブレーキは、RS用の対向ピストンキャリパーにエンドレス製2ピースブレーキディスクの組み合わせで、強力なストッピングパワーを獲得しました。
ライト周りでは、リトラを廃止して左側をエアインテークにしていますが、これは鎌倉さんの自作だそう。
ガラス周りはフロントを除いて軽量なアクリル製に変更されています。

画像: 大きなフロントスポイラーが目立つ外装。出来るところは全て軽量化させてあり、重量は約1000kg。200kg以上の軽量化を実現しています。

大きなフロントスポイラーが目立つ外装。出来るところは全て軽量化させてあり、重量は約1000kg。200kg以上の軽量化を実現しています。

画像: リア周り。ボルテックスのリアウィングが目を引きます。エキゾーストパイプの存在感が本物の証。

リア周り。ボルテックスのリアウィングが目を引きます。エキゾーストパイプの存在感が本物の証。

画像: アドバンレーシングのホイールにヨコハマA050の組み合わせ。ブレーキキャリパーは純正を使っていますが、ローターは2ピース仕様で安定したブレーキ性能を発揮します。

アドバンレーシングのホイールにヨコハマA050の組み合わせ。ブレーキキャリパーは純正を使っていますが、ローターは2ピース仕様で安定したブレーキ性能を発揮します。

エンジン回りでは、ワンオフのオンパレード。ジェットストリームでワンオフされたカーボン製インダクションボックスから始まり、インマニもエキマニも全てワンオフ製作。ペリフェラルポート仕様であることが一目で分かります。
これをビーテックのコンピュータで制御しています。
エンジンルーム奥に見えるのはドライサンプ化されたエンジンに必要なオイルキャッチタンクで、RE雨宮製を使用しています。
そして気付いたでしょうか。このマシンのブレーキにはマスターバックと呼ばれるブレーキ倍力装置が付いていません。ブレーキは完全に2系統に分割されたマスターシリンダーが使用されていて、しっかりした踏力が必要な代わりに繊細なブレーキコントロールが可能なシステムとなっており、チューニングカーであると同時に、純粋なレーシングカーであることも分かります。

画像: エンジンルーム内にきれいに収まる4ローターエンジン。ジェットストリームでワンオフ作成したインダクションボックスが目を引きます。エアは左ライト部分から直接吸気されます。また、バルクヘッドも加工して少しでも後方にマウントする工夫がされています。奥の助手席側にはRE雨宮製のオイルキャッチタンクが見えます。

エンジンルーム内にきれいに収まる4ローターエンジン。ジェットストリームでワンオフ作成したインダクションボックスが目を引きます。エアは左ライト部分から直接吸気されます。また、バルクヘッドも加工して少しでも後方にマウントする工夫がされています。奥の助手席側にはRE雨宮製のオイルキャッチタンクが見えます。

画像: 4ローターエンジンなので、インマニもエキマニも全てワンオフ作製。インマニが直接ローターハウジングに繋がっているのがペリポートの証。ブレーキはマスターバックが付かないダイレクトコントロール。踏力が必要な代わりに、より繊細なブレーキコントロールが可能になります。

4ローターエンジンなので、インマニもエキマニも全てワンオフ作製。インマニが直接ローターハウジングに繋がっているのがペリポートの証。ブレーキはマスターバックが付かないダイレクトコントロール。踏力が必要な代わりに、より繊細なブレーキコントロールが可能になります。

内装はほとんどが鎌倉さんの自作。余分な装備などは全て取り外し、ロールケージからメーター周りのパネルまで全てワンオフで作り上げました。ドアもびっくりするほど軽く仕上がっています。
特にピラーに溶接された6点式ロールケージなどが「本物」を感じさせます。

画像: 全て自作したという内装。必要な物以外は全部取り払われています。メーター類はすっきりとした印象。

全て自作したという内装。必要な物以外は全部取り払われています。メーター類はすっきりとした印象。

画像: ピラーに直接溶接したロールケージが「本物」を感じさせます。補強は床面にまで及んでいることが分かります。

ピラーに直接溶接したロールケージが「本物」を感じさせます。補強は床面にまで及んでいることが分かります。

画像: ドアもカーボンをふんだんに使用して軽量化に貢献。これだけで10kg以上の軽量化がされているのでは? 窓ガラスは当然アクリルの嵌め殺しです。

ドアもカーボンをふんだんに使用して軽量化に貢献。これだけで10kg以上の軽量化がされているのでは? 窓ガラスは当然アクリルの嵌め殺しです。

ただの「お遊びレース」ではない

鎌倉さんは自身が経営する「Y’s Produce」というサービス名で、12月15日にツインリンクもてぎで開催される「アイドラーズもてぎ耐久レース」にこのマシンで出場させるべく、ドライバーを募集しています。

鎌倉さんは「現代のモータースポーツはとても金額が掛かり、ひとつステップアップしたマシンに乗るだけでも数百万円単位の資金が必要になる事が多いです。その中で、こういった本格的なチューニングカーのレーシングマシンに乗って活躍することで経験を積んでもらい、モータースポーツの裾野を広げ、特にレーサー希望の若い世代を育てたいと思っています」と言います。

出場を予定している「アイドラーズもてぎ耐久レース」はJAF公認レースではありませんが、独自ルールで国際レーシングコースを走れるのが特徴で、特別なライセンスは必要ありません。FIA GT3車両やポルシェカップカー、その他のレーシングツーリングカーなど80台を超える車両が一度に走行するこのレースで、マツダ787Bばりの甲高い4ローターのエンジン音を響き渡らせて走ることを想像しただけで胸が高鳴ります。

このマシンでツインリンクもてぎを走りたいと思う方は、ぜひ以下の問い合わせメールアドレスに「アイドラーズ耐久に興味あり」と明記して送信してください。詳細の条件や装備、事前テストの案内などを鎌倉さんからご案内します。

Y’s Produceアイドラーズもてぎ耐久レース参加サービス概要

・イベント名  アイドラーズもてぎ耐久レース https://www.idlersclub.org
・開催日 12月15日(日曜日)
・車両 4ローターエンジンを搭載したマツダRX-7チューンドレースカー(公道は走行不可)
・エントリー Y’s Produce(鎌倉裕貴)
・募集人数 最大2名
・装備 レース規則に合致したヘルメットは各自用意。レーシングスーツはチーム用を新調(各自負担)
・保険 車両破損などをカバーする保険に加入すること(参加者で均等負担)。
・資格 普通運転免許所持者、健康体でサーキット走行の経験ありが望ましい。
・テスト チームが設定する事前テストに参加すること(別途費用)。初回は11月8日日光サーキットの予定。
・参加費用  1名 665,000円(エントリーフィー、共済会費、メンテナンス費、タイヤ代、輸送費、ガソリン代など含む)
参加費には消費税込み。銀行振り込みにて参加費を受付し、後日領収書を送付します。
・締め切り 11月中旬を予定 ・問い合わせ先 yuuki_26b@yahoo.co.jp

・参考 2016マツダチューニングフェスタ(筑波)車載カメラ動画 https://youtu.be/XS4zjMYqckw

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