
お名前:神崎正明さん
お住まい:大分県
車種:ユーノスロードスター
「第25回 ロードスタージャンボリー2019」に参加されていたドクロが大好きだという神崎さん。開けていたエンジンルームから覗くただならぬパーツ、そして細部までこだわりが感じられる車両に惹かれて取材させていただきました。
車両はNA6CEとのことですが、スーパーチャージャーにより過給を行い大幅なパワーアップがされています。
通常の過給は0.45キロのところ、さらなるチューニングで0.75キロまでブーストアップされたエンジンは200馬力オーバーの出力を誇ります。
さすがにそこまでパワーを上げると、頑丈なエンジンとして定評があるB6エンジンも持たないようで、初めの頃はクランクシャフトが捻じ曲がる、デフが壊れるなど様々なトラブルが発生したようですが、現在はエンジンの腰下を丈夫なNBの物に換装して対応しているそうです。
神崎さんはご自身でもチューニングのノウハウがあるようで、なんとポート研磨をご自身でされて自ら組み上げたそうです。

インタークーラーを採用したスーパーチャージャーで0.75kg/cm2までブーストアップされています。
外装は中身に比べると大人しめに見えますが、フロントの開口部からさりげなくインタークーラーが顔をのぞかせ、見る人が見ればただ者ではない雰囲気があります。
他にはポジションランプやサイドミラー、フロントバンパーなどをさりげなくカスタムしていて、「派手ではないがセンスがいい」仕上げとなっています。

内装はさらにこだわりを感じさせるものとなっていて、ボディと同色に塗られたセンターコンソールをアクセントとしながら、ハンドル、シフトレバーからメーターパネル、エアコンパネルやスピーカグリルに至るまでメタリックなパーツで統一されており、手が入っていない部分は無いと言っても過言ではないほどのカスタムは、まるでショーカーの雰囲気が漂っています。

カスタム箇所は数え上げればきりがないほど。
さらに特筆すべきは「トランクリッド」です。電磁式に改造しただけでなく、なんとスマホアプリと連動して遠隔でトランクの開閉が出来るというビックリ機能。
「ここだけハイテク」と笑う神崎さんですが、逆にここまで自由に愛車をカスタム出来るその技術に脱帽いたしました。

奥に見える青いスイッチが電磁式トランクリッド。スマホとも連動します。
ナンバープレートの地名の横にある分類番号が、なんと二桁というこのNAロードスター。神崎さんの愛情がこれでもかと伝わる、まさに「愛車」でした。これからもずっと乗り続けていただきたいです!
